エレンタールゼリーを作るとき、いつもは寒天で作っているのですが、ゼラチンで作ると美味しいという噂を聞いたので試しに作ってみました。写真はエレンタールゼラチンゼリーです。きれいで美味しそうだと思いませんか。
まず見た目、寒天で作る場合に比べてゼラチンの場合は少し透明度が高いです。ゼラチンの方が仕上がりがきれいで美味しそうですね。寒天の場合はどうしても白みがかってしまいますので。
それから食感は全然違います。寒天の場合は固めでほろほろと崩れるような感じですが、ゼラチンの場合はもちっとした弾力があり口の中でとろけるような食感になります。
味の方はゼラチンの方は少しコクがある感じですかねえ。口の中で溶けるからかなんなのか分かりませんが何やらまったりとした後味があるように感じます。味付けには同じエレンタールフレーバーを使っていますので、そんなには変わらないのですけれどねえ。
1つ気になる点は、ゼラチンゼリーの場合は寒天ゼリーに比べて消化吸収が速いはずなので早食いに注意、というところでしょうか。ご存知かとは思いますが、エレンタールはもともと、浸透圧の問題で下痢しやすいとか、吸収が良過ぎて脂肪肝になりやすいとか、早飲みはあまり良くない飲みものでした。寒天ゼリーの場合は食物繊維豊富で消化吸収の速度がある程度抑えられるのですが、ゼラチンゼリーの場合はすぐ溶けますのでそういうことはないのです。同じゼリーだからといってもゼラチンゼリーの場合は少しゆっくりめに食べた方が良いんじゃないかなあと思う次第です。
■ 材料
・ ゼラチン5g
・ 熱湯50ml
・ 水100ml
・ エレンタール1包
・ お好みのフレーバー適量
■ 作り方
(1) ゼラチン5gを熱湯50mlに溶かす
(2) 水100mlを加える
(3) エレンタール1包とフレーバー適量を加えて混ぜる
(4) 適当にカップに移し冷蔵庫で冷やして出来上がり
■ 注意点
・ビタミンが熱で破壊されるのを防ぐため、エレンタールは必ず水を加えた後に入れる。
・完成後は早め(12時間以内くらい)に食べないと細菌が繁殖しやすい
そうそう、今回はエレンタールをゼリーカップに移す際に、キッチンペーパーで濾過してみました。これをしないとゼリーの上の方にエレンタールの粉が浮いてきてしまうことが多いのですが、今回はきれいにできていると思いません?
それではまた。
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どーもです。
おっ!やってみましたね!
口の中で溶ける…社保中とはすこし違うかも。社保中のは寒天よりも硬くて、市販のフルーツゼリーと変わらないくらい美味しかったですよ。
あと、熱いうちにエレンを入れるとビタミン壊れるのはそうなんですが。私は気にしていません。夜間経管栄養で4Pやっているので、そこまで目くじら立てなくても良いかと。カロリーさえ取れれば文句ないです。
熱いうちにエレンいれて撹拌して冷やした方が、弾力のある美味しいゼリーになりますよ。
あとは浸透圧ですが、半固形で胃に一旦溜まって随時送り出されるので、飲む時ほどは気にしなくても良いと思います。
吸収に目を付けるなら、経管栄養が一番です。辛い様に見えるかもしれないですが、一週間もやれば慣れますよ…
一度経管栄養に成功したら経口では取る気になれません。それ程に楽です。
ぜひチャレンジしてみて下さい。
なかなか良いですね、ゼラチンで作るのも。
たまには食感を変えたりしないと飽きちゃいますしねえ。
分量とかちょっと変えちゃったから、社保中ゼリーにはならなかったんですかねw
しかし経管はなかなか難しいですよw
いろいろと大がかりになっちゃいますし、なにより主治医を説得するのは気が引けます。口から飲めるなら口で飲め、って言われそうでw
どーもです。
私は自分から志願して経管栄養を始めましたよ。
先生からはエレン飲みなさいとは言われていましたが、経管は話に出たことはありませんでした。
信大での初めての手術の後、ネットで知り合った潰瘍性大腸炎の女性の方がお見舞いに来て下さり、一つ本を置いていきました。福田先生著の「クローン病ってこんな病気」というものでした。
その当時はエレンがまだ「味改良」前で、非常にアミノ酸独特の味がしてフレーバーを加えても飲みやすいとは言えない代物でした。
本の中ではゼリーに出来ることと経管栄養の手順が示されていて、実際の患者とのQ&Aが載っており、「経口と経管どっちが良いか?」の問いにたった一言で「経管の方がいい」と記されていました。
経管栄養の手順は非常にイメージし易い図表で示されていて、良いお手本になりました。病棟看護師長(現 信大看護部長)が経管栄養の挿入に長けていて、サポートして下さいました。
イメトレがあったお陰で、挿入は非常にスムーズに出来ました!むせ返ることもなく一発でです!
これに気を良くした私は、先ずは倍に希釈(1P=600ml)したエレンを10時間掛けて入れました。腹痛も下痢も起きませんでした。その後、濃度や速度を上げて行き、夜間で3P摂れる様になって退院しました。
本では再手術率や、経管栄養で900kcal以上摂取した場合の寛解持続率も記されており、経管栄養を続けなきゃ!と思ったのです。
まだ当時はレミケもヒュミラも無く、プレドニンか免疫抑制剤が治療のメインでした。私はB型肝炎無症候性キャリアでしたので、プレドニン治療でもウイルス量が増えたりして危険な状態にあり、免疫抑制剤の使用は禁忌でしたので、食事療法にかけるしかありませんでした。
B肝の方は後にバラクルードという強力な抗ウイルス薬ができ、効果てきめんでウイルス量が検出されることは無くなりました。
それから16年間、時にサボった期間も有りましたが、止めることはしませんでした。常に家にはエレンの在庫があり、歴代の経腸栄養ポンプも使ってきました。
始めた当初は8Frという太さのもので、喉に違和感が有りましたがもっと細い5Frというのがあるとネットで知り、取り寄せてもらって使いました。これは喉の違和感は全くありません!何てったって、チューブの直径が1.7mmしか無いのですから!
私が不良患者で居られるのは、夜間経管栄養があるお陰です。
無茶をしたら食事を抜いてエレンに頼れば良いのです。プチ断食する時は最低6P位入れれば充分に維持出来ます。
努力の甲斐もなく、5年後に二回目、7年後に3回目の手術で小腸切除して短腸(残存約2m弱)になり、経管栄養無しでは体重を維持することが困難になりました。
在宅でIVH(HPNといいます)をやっていた事もありますが、カテーテルでもポートでも4週間すると感染を起こして抜去を余儀なくされるので、エレンが生命線です。
冗談抜きで。
もしひでおさんが栄養療法で寛解維持を目指すなら、食事を抑える前に経管栄養をマスターする事が必須です。経口ではいずれ無理が出てきます。経管なら寝ているうちに終わるのですから、無理はありません。
チューブや容器を洗う手間は確かに始める時、終わった後にそれぞれ15分程掛かりますが、私はそれをデメリットと思った事はありません。
長文になり失礼いたしました。
ひでおさんが寛解を維持出来るよう、陰ながら応援させて頂きます。
ぴぴ父さん
非常に丁寧なご説明ありがとうございます。
やはりクローン病の年季が違いますねw
自分も同じようにこれから何十年もクローン病と付き合うことを思うと気が滅入りますw
エレンタール飲むのは大して苦痛ではないのですが、通常の食事を我慢するというのが大変な苦痛なんですよねえ。。。食事くらいしか楽しみがないのにクローン病ってのがもう。。。
それはそうと、もともとのブログ記事内容より、ぴぴ父さんのコメントの方が長いという、もはやぴぴ父さんのコメントの方がメインコンテンツになりつつありますねw
いつもありがとうございます。寛解維持できるよう頑張ります。